競馬のベット方法の一つとして広く採用されているのが「ブックメーカー方式」です。これは、ブックメーカー(賭け業者)がオッズを設定し、プレイヤーがそのオッズに基づいてベットを行う方式です。特にヨーロッパを中心に普及しており、イギリスやオーストラリアの競馬では一般的なベット方法となっています。
ブックメーカー方式の最大の特徴は、ベット時点でオッズが確定することです。プレイヤーは、ブックメーカーが提示するオッズを確認した上でベットするため、後からオッズが変動しても影響を受けることはありません。オッズ3.0の馬にベットした場合、その後オッズが下がったとしても、払い戻しは当初のオッズ3.0のまま適用されます。
「パリミチュエル方式」は、プレイヤー同士のベットをプールし、その総額を元に配当を決定する方式です。主に日本やフランス、アメリカの公営競馬で採用されており、多くの競馬ファンに親しまれています。
この方式では、最終的なオッズはレース直前のベット総額によって決まるため、レース開始まで正確な払い戻し額が確定しません。
パリミチュエル方式の大きな特徴は、オッズが変動し続けることです。ある馬に多くのプレイヤーがベットした場合、その馬のオッズはどんどん下がっていきます。
そのため、最初に見たオッズよりも低い状態で払い戻しが決まる可能性がある点には注意が必要です。逆に、人気のない馬にベットした場合、レース直前にオッズが大幅に上がることもあり、思わぬ高配当を得られるチャンスもあります。
競馬のベット方法としては、ブックメーカー方式の方がプレイヤーにとって有利な条件が整っていることが多いです。その理由として、オッズの確定性と控除率の低さが挙げられます。
ブックメーカー方式では、ベットした時点でオッズが確定するため、予想外のオッズ変動に悩まされることがありません。これは、特にオッズの変動が激しい大レースなどにおいて、大きなメリットとなります。パリミチュエル方式では、人気馬にベットが集中することでオッズが大幅に下がり、最終的な払い戻しが期待より少なくなることが多々あります。
しかし、ブックメーカー方式であれば、レース前の高オッズの段階でベットしておけば、そのオッズのまま確定するため、より有利な状況でのベットが可能となります。